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住宅の中で、色と色を上手に組み合わせると暮らしを楽しく、そして豊かにできます。色は暮らしの中で様々な影響を与えてくれます。

住宅を建てる中でも、安らぎを感じる家にしたい!
モダンな雰囲気の家にしたい!
明るく楽しい家にしたい! ・・・・などコンセプトは色々です。

共栄建設社では、

「カタログや小さな色見本だけで壁や床の色を決めるのは不安なの」
「キッチンの面材の色と食卓のイメージが合わないの」
「エクステリアと外壁のイメージや色を合わせたい」
「家族が一番くつろげるリビングにしたい」

・・・・といった、色に関する悩みを建築家とカラーアナリストが一緒になってコーディネートをサポートします。

主に、カラーキイ・コンセプトに基づいたコーディネートを早くから取り入れ、
設計・コーディネーター・営業部門に至るまで、
カラーキイを大切にした住まいを提案しています。

そして、お客様が求めているカラーイメージを見極め、それにふさわしい住まいづくり(=色づくり)をご提案します。

カラーアナリスト&イメージコンサルタント 加藤三幸(みゆき)プロフィール

色彩科学や色彩心理学を土台として、理論的に体系づけられたカラーシステムを基板に、建築・インテリアの色彩計画や住居・店舗・各施設等の色彩空間演出をトータルでサポートし、クォリティの向上をはかるなど、いわば色のスペシャリストです。

「住」のカラーコーディネート
     ――――――快適な住まいづくりのための色づかい
      住まいの快適さとは何か?
      ・機能的で便利なこと
      ・感覚的、情緒的な居心地のよさ

内外装・インテリアづくりの色彩計画でのワンポイントアドバイス!

1.調和のある住まい

一つの部屋、一つのスペースに関しては、カラーキー(*1)でトータルコーディネートされることが、調和のある住まいです。もし、モノトーンの部屋を作りたい場合も「キイ1」か「キイ2」どちらかのアンダートーンで統一します。例えば、キイ2のイエローアンダートーンで統一する場合、黄みの白色・黄みの黒色・黄みの灰色で組み合わせます。青みの白色の壁紙など、青みの色は一切、使わないようにします。

ただ、一つひとつの部屋は細心の注意を払って上手にコーディネートしていても、一つのスペースから、別のスペースへ移る時に違和感がある場合が多いです。
これは、それぞれの空間が色彩的に何のつながりもなくプツンプツンと途切れているからです。

まったく違うカラーにするのではなく、次のエリアでは、前のエリアのメインカラーをどこかに使うということ。つまり、エリアからエリアへ色を流していくのです。
隣接するスペースとして溶け合う色を、部屋のメインカラーに選べば、必然的に同系色か色相の近い色になるはずです。連続性と変化が同時に生まれ、ハーモニーのあるコーディネートになるというわけです。

家族の色の好みが個性的であれば、ドアなどで区切ったスペースに全く異なった色を取り入れてもいいです。
部屋――部屋、部屋――廊下――部屋という区切られたスペースのつながりでも、どこかに共通の色を流しておくほうが、ゆったりとした連続性が生じます。

さらに、玄関――屋外のつながりにも連続性が必要です。
玄関のドアを開けて一歩外に出たらまったく別の世界、というのでは味気がありません。外へ出る人には一種の余韻を残し、また、訪れた人が抵抗なく入れるよう、玄関には屋外の色を置いてつながりをつくります。

エクステリアのメインカラーを、玄関のどこかで繰り返すのもいいですね。
庭のある家なら、庭木の緑を添えてもかまいません。
玄関に花を生けるのは日本人の習慣ですが、これも外と内を自然につなぐための知恵ですね。

それと、とても色選びで失敗が多いところとしては、外壁の色と、サッシの色・屋根の色・塀の色・門扉の色の不調和です。
色は、素材や形よりも早く、一瞬のうちに見た人へ、何らかの印象を与えてしまうので、調和が大切です。
外観を見た時に感じる違和感は、住んでいる人は慣れてしまっても、時々前を通る人や訪問者は、毎回、大きく違和感を感じています。
服のコーディネートと同じく、頭の先から足先までのトータルコーディネートが一番大事です。

5秒から7秒で第一印象が決まってしまうように、家に対しても同じことがいえます。

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2.インテリアのコーディネート

カーペットや壁紙、カーテン、家具のような枠組みだけでなく、そこに飾る絵や置物、照明器具まで含めた全体の調和を考えることが大切です。
しかしただ漠然と、家具はあの色にしよう、カーテンはあの色がいいと考えても、まとまりのあるコーディネートはなかなかできません。
ジグゾーパズルの始めと同じで、あちこちにやたらと目移りするだけです。

そこで、まずコーディネートの中心を決めます。
その色との兼ね合いで、それぞれの色を選ぶのが最もやりやすい方法です。
中心としてふさわしいのは床です。
床の色を決め、それから壁、天井、カーテン、さらにブラインド、家具、アクセサリー(絵画・置物)と、大きなものから次第に小さなものへ色を選らんでいくのがオーソドックスな順序です。

けれど、愛着のあるものをどうしてもそこに置きたい、という場合もありますね。
例えばお嫁入り道具として親が買ってくれた、思い出のテーブルをダイニングに置きたい。

その時は、テーブルをコーディネートの中心にします。
床や壁など面積の広い部分をテーブルの色と同じ「キイ」でまとめていけば、テーブルがいきてきます。

大切なのはキーカラーのアンダートーン(*1)さえいずれかに統一しておけば、どんな色の組み合わせでも色彩調和が生まれます。

同系色でまとめてもいいし、色相(*2)の離れた色を大胆に並べてもいいです。
色相も明度も彩度も、好みによって自由に選ぶことは可能です。
例えば、キイ2(イエローベース)の黄みの茶色の床、黄みの白色(生成り)の壁と天井、黄みの緑色のカーテンなど、アンダートーンを黄みで統一します。
ここに、キイ1(ブルーベース)の青みの緑色のカーテンをもってくると、とてもちぐはぐな感じがし、不調和になってしまいます。

楽しい雰囲気にしたければ、暖色系の明るい色。ちょっと色相の離れた色を組み合わせます。
子供部屋ならピンクや黄色の中のパステルカラー調の色にすると、あどけなさや、かわいらしさが出てきます。
静かでクールな部屋にしたいなら、もちろん寒色系。書斎や勉強部屋は、ライトブルーかライトグリーンをメインカラーにすると、集中力も高まります。
静かな雰囲気はほしいけれど、冷たい色が嫌いという人は、キイ1系(ブルーベース)の中の暖色でコーディネートすると、アンダートーンのブルーが目立たない形で、同じ効果を得ることができます。
ゆったり落ち着ける空間がほしい人には、キイ2系(イエロベース)の茶系のナチュラルカラーがお勧めです。自然な感じの木目の床材や壁板ならさらにいいですね。
どういう部屋にしたいかをはっきりさせ、そのイメージで家全体の基調になる色を決め、各部屋ごとにまとめていく。間取りを考慮しながら、色を続けていくのか、どこを変えるのか、とプランをしていけばいいでしょう。

住まいのコーディネートで難しいのは、異なった素材が入り乱れていることです。
素材のテクスチュアーがどんなにまちまちでも、アンダートーンを統一すると、まとまりが生まれコーディネートがやさしくなります。

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3.狭い部屋を広く見せる配色

インテリアのコーディネートは決して難しくありません。
アンダートーンを一致させることと、色数を少なくする、この二つのルールさえしっかり守っていれば、色使いは自由自在です。

ただし、色は私達に心理的・生理的な影響を及ぼします。
その一つが、色の使い方で部屋を広く見せるテクニックです。
そのスペースを広く見せるか狭く見せるかは、実は明度(明るさ)に大きく左右されます。広く見せるには明度が高い(白に近い)色を使い、逆に狭く見せたい場合は明度が低い(黒に近い)色を使います。

全体を均一の明るさにするより、広く見せたい面に特に明るい色をもっていきます。
壁の一面でも、天井でも、あるいは窓のカーテンでもいいです。
これによって、その面に奥行きが生まれ、部屋の立体感が生まれます。

ちなみに白い天井は、明度の一番低い黒の天井より10cm高く見えるというように、体感距離が長くなります。

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4.色を選ぶ時のよくある失敗、注意点

小さな色見本帳で、最適!と思って選んだ色を、実際に大きな面積に塗ってみると・・・
出来上がりは、見本でのイメージより「明度」「彩度」(*2)ともアップしたように見え、特に、彩度に関しては想像以上に鮮やかさが増します。
これは、外壁の場合、太陽の光によって、室内では、照明によっても変わります。

ですから、室内に貼るビニールクロスを選ぶとき、小さな切れ端が並ぶクロス見本帳を使ったり、外壁の色を選ぶときに小さな色見本帳を使う場合は、思っている色(色相)の明度と彩度は多分に抑え気味にしなくてはなりません。

室内や建物外観の色彩計画で失敗するのは、明度と彩度を選定するときの間違いが原因であることがもっとも多く、実に、失敗の7~8割を占めます。

部屋の色彩を選ぶ時の注意点としては、「色の三属性」(*2)で表現すると――
床部 ……色相はどんなものでも、明度、彩度は低く設定します。
壁面部……色相はどんなものでも、明度、彩度は中間値を設定します。
天井部……色相はどんなものでも、明度をできるだけあげます。

このように設定すると、安定感と開放感のある空間が出来上がります。

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5.色の特性

色には人の心理状態を左右し、相対する色の特性というものがあります。
寒い色と暖かい色、膨張する色と収縮する色、重い色と軽い色、強い色と弱い色、派手な色と地味な色、進出する色などです。

住宅の内部に設置される色彩は長期間にわたって眺めるわけですから、本当の意味で気分の良い色の中から選ぶ必要があります。

色のもつ心理的意味合い (これらは研究者たちが、さまざまな実験を重ねた結果をお伝えしているので、全員が同じ 心理的影響になるのではなく過去や経験などから影響を受ける度合いも違う人もいらっしゃいます。ただ、100人中90人以上の人が同じ結果になるということです)

赤色 自律神経系の交感神経を刺激し、血圧、脈拍、呼吸などの周期が増加。いわゆるエネルギー、自発性などの生命力を表し、回復力を高め、また、押し込められた感情を外に向ける効果もあります。
ただ、室内で使う場合、玄関、リビングなど活動的な所では可、反対に寝室などリラックスを求める所は否。
色合いが濃すぎると圧迫感を感じる原因になります。
黄色 赤色に似た性質があり、鋭い感性や判断力を磨き、規律をまもらせるときなどに効果があります。
また、黄色は食欲の色ともいわれ、消化作用を助けてくれます。
さらに、憂鬱なときに活力を与えてくれる色です。ダイニングルームのワンポイントカラーに使用すると良いでしょう。
青色 赤色と反対に副交換神経を刺激し血圧、脈拍、呼吸数などの周期を下げる作用があります。
安らぎを与え、不安感や敵意をやわらげる効果があります。
言葉としては英知、休息、孤独、無関心という意味があり、ストレスのかかる場所や寝室、オフィスなどに向いています。
茶色 安定感や健康保持の象徴ともいわれ、コミュニケーションの場所、いわゆるリビングなどでのオーソドックスな色彩としてよく使用されます。
(自然の木肌の色などとして)
緑色 大脳の下垂体に作用し、筋肉や皮膚を活性化させ空間に落ち着きと安らぎを与えます。淡い(彩度の低い)緑色は書斎などに適しています。
桃色 きれいなピンク色は心身の働きを静め、リラックスさせます。
ピンクという語源には健康という意味が含まれていて、看護師の衣類関係にも使用されています。
また、食べ物を美味しく見せ、住空間を広く見せる効果があります。
紫色 神経系の反応を早くし、病気などの回復を早め、かつ遺伝子の損傷回復が期待できる色です。室内空間で使用する場合、大きな面積で使用するより部分的に使うことをお勧めします。
白色 太陽の可視光線のように、白にはすべての色彩効果があります。よってすべての空間でしようとしても違和感はないのですが、何にでも合うということで、「個性」を期待することはできません。
(何にでも合うのですが、緊張する青みの白と安らぐ黄色みの白を使う場所によって選定しなければいけない)

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*1)カラーキイ・プログラムとは?

1928年にアメリカのロバート・ドア氏が発見した色彩理論・配色理論です。
色という色は、全て「青み(キイ1 ブルー・アンダートーン)」と「黄み(キイ2 イエロー・アンダートーン)」に分けられます。

色とは電磁波で、可視光線(人間が目で見える範囲)は、7種類(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)の波長が含まれています。

色はなぜ見えるかということを、りんごを使って説明しますと、可視光線がりんごという物体にあたり、赤の波長を90%以上反射し、その他の6種類の色を吸収してしまったために、私達の目にはりんごが赤く映るのです。

もし、赤の波長以外に、ほんの少し紫や青の波長を含んでいれば、それらも一緒に反射されますから、この場合の赤いリンゴは青みを帯びた赤(キイ1系)に感じられ、もしくは、橙や黄を多く含んでいれば黄みを帯びた赤い(キイ2系)リンゴに感じられます。 このように、物体は色を発色しているのではなく、そのものの性質上、何色の可視光線が反射しやすいかによって、色が決まります。

そして、可視光線の中の「青」と「黄」の光は、反射されるとお互い相殺する性質をもっているので、互いが打ち消しあって、強いほうの色だけが残ります。それがアンダートーンとして、その色に青み、黄みのいずれかの性格を与え、すべての色に青のグループと黄のグループに分けられるのです。

ただし、例外の3色があります。
橙は黄みの比重が多いためキイ2の中にしか、ありません。
バーガンディ(葡萄色)は、青の比重が多いためキイ1の中にしか、ありません。トルコブルーは、青と黄の比重が非常に近いのですがブルーがやや勝っている状態で存在している色です。

*2)色の三属性?

色とは、明度、彩度、色相のこの3つの属性によって表現することができます。
色相=色そのもの。「赤」、「緑」、「黄色」、「青」などの色合いのこと。
明度=色の持つ明るさの度合いを表します。
無彩色でいえば、白は一番明度が高く黒は一番明度が低いということになります
彩度=色がもつ鮮やかさの度合い。

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<主な参考文献>   「住まい革命」高岸弘著   「新カラーコーディネート術」貞子ネルソン著